気が向いたときに書く言葉たち
だからラプンツェル(? 書きたくて書いているだけなんで、批判意見いりませんw いたむ 生きていると思っていた人が、何時の間にか死んでいた。 私の中で、その人は生きている・生き続けているものだと思っていた。 でも、もう死んでいた。最後にみたのは古い卒業写真の気弱な笑顔。 何時の間に消えてしまったのだろう。 人は生き続けているものだと思いこんでいた自分を恥じた。 若くして死んだその子のことを少しだけおもう。 その子の死因も知っている。何を願っていたのだろう。 何故それをもとめていたのだろう。 死んでからずいぶん時がたっていたが、その子の死を悼んだ。 直後に悼むことはなくても、眠る場所へいくことはなくても、 ただ、悼んだ。そして、また写真に目を落とす。 後数年したらまた…誰か何時の間にかいなくなってしまうんだろうか。 何時気がつくのだろう。何時悼むのだろう。何を手向けるのだろう。 雪が未練がましげに落ちては溶ける中、朧気にみた小さな夢 人生の交差点をすぎ、後ろ姿しか見られなくなった人を目で追う。 その人の行く道の向こう側が霞んで見える。行くなと言っても声は届かない。 風が頬をなで、ゆっくりと耳元に囁いていく。 「お前の声はもう届かない」 夢の声は、自分の心の代弁か。目が覚めた。 湯気の立つティーカップをただただぼんやりとみつめる。 せめて、記憶の中で生きているその子を想った。 一粒の涙さえ零れない。零さない。零せない。 もう逢う機会がないことだけが、死を実感させる。 以前も感じた「もう逢えない」という越えられない境界 何時もより、ずっとずっと遠く感じた。
by cafestar
| 2006-02-21 23:04
| ラプンツェル
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